えーと。
気が付けばここに居ました。いや本当に。
頭に血が上るという感覚は久々でした。いやー、ついつい。
ブチ切れてからここまでの間のことはちゃんと覚えてます。そこで記憶まで飛ばせるほど、おバカではないつもりです。
では、可愛い我が子を迎えに行きましょう。
おや、干上がってる。
いや実は水の色が変わっただけとか……
でもないようです。本当に干上がっている模様。
それもそうか。でないと、ふつうの竜はここを住み家になんかできませんよね。
道順は、とりあえず「ぎょりゅう」の時と同じルートからたどってみることにしました。
違っているなら探索しなおせばよし。
可能性の高そうなところから潰すのは基本です、よね。
んー、何もないかー。まぁ仕方な
あれ?
いたあああああ!
うわあ、見た目が全く一緒!
でも区別は多分つきます。出現エネミーは左にいる個体から順に名前が表示されますから、一番左がみんとちゃんでしょう。
冒頭で言った通り、ここまでのことを忘れてはいません。
師匠(自称)さんが言ってましたよね。笛一本でなんとかしてみせろ、と。
きっと、今がその時でしょう。ここでやらずして、いつやると言うのか。
うん。よかった。うん。
本当に、みんとちゃんには悪いことをしてしまいました……。
避けられるイベントではなかっただろうけど、やっぱり罪悪感はあります。
よし。じゃあ行きま
白ー!?
おおおおおわ、色が変わってる! うちの子が! 色がっ!
……あ、どこかに書いてあったな。成長したら色が変わるんでしたっけ。
白竜は、頭のいい子のようです。何をやっても強い、と。
おおお……それはまた立派な竜になって……。
ミントらしい色ではなくなってしま……いや、薄荷系のキャンディって大体白だよな。なら、間違ってないのか。
などと、阿呆なことを考えつつ。とりあえずは外に出ます。
そして、セーブ兼今の数字の確認です。
足だけっ!?
いやあ吹きました。これはインパクトある。
笑ってばかりもいられません。ちゃんと確認しましょう。
ST、ACがゴリっと上がっていますが、これはおそらくレベルがふたつばかり上がっている影響があるんじゃないかなと思います。実際のところは、私ではわかりません。
別れている間に、たくましくなってくれました。うん。
さぁて……この落とし前は誰につけてもらおうか……。
どこぞで、竜が脱皮しかけているからしばらくここで休ませろとのたまったアレが、本物なのか偽物なのかで、大きな違いがあるんですけどね。そこは結局謎のままでしょうか。手がかりは、あの時のフィールドのグラフィックが師匠()のものとは違っていたことなのですが、あれは伏線を含ませた故意なのか、設定ミスなのか……。
考えても何もできそうにないことは、ここまでにしておきましょう。
いまいちすっきりしませんが、仕方ないですね。
愛竜は無事に戻ってきました。
ナムチの血も浴びました。勢い余って色まで変わってしまいました。
これで、あの門番さんも、文句はないでしょう。
改めて行きましょう、ローカ・アローカ!