王宮でヘルメットといろんな情報を仕入れて、都に戻ってみました。
さあおばちゃん、おとなしくうちの子を渡すがいい!
まだか……まだなのか……。
ええと、これは、もうなんでもいいから取ってきて食わせろってことですかね。
ふふふふふそうですかそうですねわかりました。頑張らせていただこうではありませんか! うわーん!!
あれ、続きがあった。
伝説の竜使い? いや、そんな話は、ここまでの間では聞かなかったはず。
ふむ、みーなの村、ですか。なんかわりと最近聞いた名前だな。
一応「はい」のパターンも聞いておきます。
うーむ。これは、会いに行かないといけない流っぽいですね。
なんだか当分帰ってこれない気がしたので、あげたいものを気が済むまであげることにしました。
ううう、ごめんよう。なるべく早く済ませてくるよう。
名残は尽きませんが、行かないと話にならないので、泣きながら旅立つことにします。
とは言え、みーなの村、ですか。
何を隠そうワールドマップなんてアタマに入っていません。どこに何があるのやら。
こういう時は素直に先人の教えを乞うに限ります。大人ってずるい。
以前、敵の出現地域を知ることができたサイト様に詳細な世界地図がありましたので、拝見致しました。縮小版も併せて活用させていただきます。
現在の活動拠点は、世界のほぼド真ん中。卍型が見えるところです。
目的地であるみーなの村は、ここから南東にある地域です。
ちなみに、スタート地点であるところの故郷オリッサは、南西の地域にあります。
縮小地図で眺める限りではありますが、徒歩でもそう苦ではない距離に見えますね。
距離だけなら、ですが。
延々と続く水色が気になります。これ、敵の強さが結構アレなんじゃないのかひょっとして……。
強い敵とはあまり戦いたくありません。こちらは相変わらず、か弱い人間がひとりだけですしね。勇気と無謀は違うのよ。
よくよく地図を眺めてみましたら、ちょうど中間地点あたりに、立ち食い屋はらたまの支店があるようです。
あの店って確かワープ装置があったよな。一回100円だったよな。
今なら、100円程度ならケチらずにすむ経済状況です。ここは使い時でしょう。
道のりは決まりました。あとは突き進むだけ!
まずは、村と都の間にあった、はらたまの支店へ向かいます。
おお、プロの人のセリフが変わってるー。
って、アル・シンハ?
……ああ、そういうことなの!? なんだ、一回会ってるじゃないかっ!
それはそれとして、せっかくなので、一杯いただいてみます。
ぬぉ、ここで教えてくれるのか。安易に攻略情報にはしらなくても大丈夫なのか。
で、なに、あめのそうげん? 酸の雨? なにそれこわい。
冗談はさて置き、移動です。地図を見るに、3号店が最寄りの模様。
ものすごく嫌な感じのワープ方法ですが、もう気にしないことにします。
移動先の見た目は、なにひとつ変わりません。チェーン店だしそんなもんよねきっと。
そして、外に出てみましたら。
おお。見慣れない場所です。回りの状況も地図情報と同じです。素晴らしい。
地図を確認しながら進むことしばし。
どう足掻いても通らないといけない森があります。はて。
おや。画面が変わった。
と言うか、これは森じゃない気がしますよ。
一歩二歩三歩と、歩くたびにダメージを受けます。
ってことは、ここが酸の雨がどうとか言ってたところか!
森じゃん! グラフィック森じゃん! 草原じゃないじゃん! 騙された!
文句を言っても仕方がないので、頑張って歩きます。
そして、入った時から見えていた、こちらのお方にインタビューです。
何してるんの。
お゛うっ!?
い、いきなり一枚絵とは。さては、超重要キャラですね、あなた。
しかしアムリタとは、また御大層なお名前ですね。いろいろと重そうだ。
こういう重要な場面で「はい」を選ぶ空気を醸し出されると、冗談で「いいえ」を選びたくなるのは、何故なのでしょうね。
冗談のNoが通じそうな相手ではないようですので、おとなしく「はい」にしておきます。
あ、あれ、そんだけ?
これはひょっとして「いいえ」のほうがおもしろかったとか、そんな流れだったのかな。惜しいことしましたかね、私。
行ってしまった……。
うーん。気になりますが、今はこれ以上何もできそうにないですね。
今は自分の、目の前の目的を果たしに行きましょう。
相変わらず、歩くとダメージを受けます。なんだよぅ、雨あがったんじゃないのかよぅ。
HPフル(150)の状態から森を抜けるだけでここまで減りました。怖ぇ。
速やかに回復して、みーなの村を目指します。えんやーこらさー。
微妙に強い敵から逃げながら歩いていたら、見えてきました目的地。
よし、間違いないようです。
それでは聞き込み調査を開始しますか。れっつ。
ツボ? でもなんか動いてる……。謎のツボ……?
ツボじゃなかったよ目的の人だったよ! ええー……。
しかも、なんだかスムーズに何かを依頼されたよ!
え、なに、ぎょりゅう?
さ、左様でございますか。
と言うか、私(プレイヤー)は別に、意のままに動いてほしいわけじゃないんだけどね……。
わんぱくでもいい。逞しく育ってほしい。それが一番です。
でも多分、画面の中の主人公さんは違うと思います。難しいですね。
そんなプレイヤーの思惑はさて置いて。
新たなクエストが提示されましたので、聞き込みを開始します。
あー、なんか言ってた人、いたね。確かに。
いくしゅ、ですか。そのうち、行くことになるかもですね。
おお、重要情報。東ですね、了解です。後で地図と併せて確認します。
ここで一度セーブして、くだんの「ぎょりゅう」とやらを狩ってみることにしましょう。