改めまして、ここから見えるふたつの町だか都だかっぽい場所を目指してみます。
今度はちゃんと陸路です。あんな悪夢はもう嫌です。
何度か挑戦して逃げられないか試しましたが、何度やっても逃げられないので諦めました。
一度で懲りておけばいいものを。
というわけで、まずはこちらからー。
あれ、なんか屋内っぽい?
うおっ、ちょりそのぶさん!?
いや違う、そうじゃない、そこじゃない。
ここが王宮なの!? さっき入れなかった見るからに王宮っぽいアレじゃなく!?
どのみち、ここで通行止めになるのなら、やっぱり下水道ルートなのでしょうね。了解しました。
そして、全部が同じ都ではないということも、同時に判明しました。
ならば残るひとつにも是非、行っておかねば。
湖畔を律儀にぐるっとまわって、やってきました反対側。
おお。雰囲気は似てるけど作りは違う。
新しい場所に来るとワクワクしますね。よーし歩くぞー!
うん、言いたいことが山ほどあるのですが、だまって「いいえ」です。
お値段設定がおかしいから!!
……あ、そっか。都のおねえさんが何か言ってたな。
持ち合わせもありませんし、なにより胡散臭いです。
おそらくここが下町とやらでしょう位置関係的に考えて。
ここではお金を使わないほうがいいとみました。騙されない。騙されないわっ。
そんなこんなで、怪しいお店をまわることしばし。
おお。確かこれは諸先輩の情報にあった、買値よりも売値のほうが高いアイテムのひとつでは。
けど、差額がみみっちい感じなので、スルーです。もっとこう、ドカンと儲けたい。
あれ、知り合い?
……。
これは、あれか、あれですか。
「よお○○(こっちの本名)! 卒業以来だな久しぶりだな!」などと言いつつにじり寄ってくる系の詐欺ですか。
こんな町でそんな言葉が信じられるかー!!
うおぉ、素直に引き下がられると、それはそれであやしい……。
微妙にスレて育ったプレイヤーなので、この状況で見知らぬ誰かを信じられるようにはできておりません。これ絶対、泊まったら身ぐるみ剥がされるパターンだ。
何度も思うのですが、ファミコンって基本的に小学生向けですよね……。
すごい時代だったんだなぁ……。
そして最後に見つけたのが、こちら。
おおお、これが噂の「メーザーほう」!
お値段がかなりとんでもないですが、実はこれが正規価格だったりします。この町で信じられる唯一の取引! かもしれない!
とりあえずお値段だけ覚えておいて、後日買いにくることにします。
さて。
これで一通りの情報は入ったはずです。
王宮には正面からは入れない。
下水道からいけるっぽい。
下町怖い。
こんなところですね。よし。
では覚悟を決めて、下水道とやらに入りましょう。